ごあいさつ

お知らせ

2019-05-05 11:09:00

前回の続きです。

 

石の経年変化ので一番分かりやすいのが、吸水による色のムラかと思います。

地面と接する部分や、石の繋ぎ目など周りに比べ色が濃くなってしまいます。

基本的に、全く水を吸わない石はありませんが、その度合いは石種によって全く異なります。

一度水を吸い上げると、完全に乾く事は無いかと思います。

水分と一緒に汚れなどを吸い上げると変色などの原因となりますので、出来る限り吸水率の低い石種の方が安心です。

水を吸い難い石=硬い石 ですので品質も伴っているかと思います。(硬い石ほど艶持ちが良いです)

 

具体的には、インド産の御影石が最も吸水しにくく、高硬度な石種が多いです。

中国産御影石の中には、異常な程に水を吸い上げ、建墓した翌日には色が変わってしまう事もあります。

価格などの面で、中国産御影石は魅力的ではありますが、サンプル石ではなく実際に建墓したお墓の状態をご覧いただく必要があるかと思います。

 

 

 

◎弊社でも中国産石材は扱っておりますが、種類はあえて限らせていただいております。

数ある中から品種を選べば、比較的良質なものもありますし、低価格でもおすすめ出来る石種もございます。

 

 

 

簡単に石の特徴をまとめると

 

国産御影石 

高価だが、繊細な石目は非常に美しい。

世界には国産御影石よりも、硬く経年劣化の少ない石種も存在するが、青御影石と呼ばれる種類で国産御影石を上回る品質のものは無いかと思います。日本の厳しい品質基準を満たした、美しさと品質を兼ね備えた価値のある御影石です。

 

※安い原石の中国加工品ならば、外国産の品質の良い石種を使う方が良いかもしれません。

 

 

 

インド産御影石 

硬くて経年変化も少なく、品質はトップクラス。

国産御影石より手頃な価格だが、色味の暗いものや、石目が派手なも 等の好き嫌いが分かれる御影石 洋風デザイン等には相性が良いです。

 

※石目の細かい一部の石種は、吸水率が高いので要注意。

 

 

 

中国産御影石 

全体的に手頃な価格。

同じ石種でも当たりはずれがある場合もあります。理由としては、原価を下げる為に少しでも安い中国工場に加工依頼をし製品の質が低くなってる可能性や、不良な原石を誤魔化して製品にしている場合などさまざまです。経年劣化が激しいものが多いですが、不良事例の少ない品質が安定した石種を選定すれば、問題ないかと思います。

 

※サンプル石だけで判断するのではなく、実際の建墓事例を確認する事をおすすめします。