ごあいさつ

お知らせ

2019-05-04 15:21:00

前回続きです。

 

お墓に使用される御影石を選ぶ中で、重要な事の1つが経年劣化による不具合が起こらないのか?

という点かと思います。

サビ、ひび割れ、変色、色落ち 等の分かりやすいものから、パッと見ただけでは気付きにくいものまでさまざまです。

これらの不具合は、高級石材なら安心、逆に格安石材だから仕方ないということではありません。

どんな高級石材、格安石材でも、原石によって良い部分と使い物にならない部分が存在します。

 

決定的な違いが生じるのは、日本国内の加工工場と外国の加工工場では品質基準のレベル差があるという事です。

日本国内加工で適正な価格で取引された御影石は、きちんとした検品基準のもとお客様まで届けられます。

外国産御影石に関しては、品質のバラつきがある石種も存在し、悪い言い方をすれば同じ石種の御影石であったとしても当たりはずれがあるのも事実です。

 

安売りの国産石材は、一度中国の工場に送られ加工されている事が多いです。この場合検品等は中国で行われますので、国産石材の品質基準に満たしているかは疑問です。

見た目だけが綺麗でも、薬品着色されていて、後々の色褪せなどの恐れもあります。

 

綺麗な状態の石サンプルを見て、石模様や色の好みや価格だけで決めるのはおすすめ出来ません。

お客様が気に入った石は、良い部分と悪い部分をきちっとご理解いただいたく事が必要だと思います。

 

その3に続きます。